FPが選ぶ!意外と使われてないけど超便利な保険特約3選

ライフトラブル、お得な特約 ライフトラブルと備え方

保険を見直すとき、多くの人が「メインの保障」ばかりに注目しがちです。でも実は、“特約”の中にこそ「入っててよかった!」と感じる保険が隠れていること、知っていますか?

たとえば自転車事故、先進医療、働けなくなった時の生活費…。こうした“いざという時”に力を発揮してくれるのは、実は「目立たないけど頼れる」特約たちなんです。

とはいえ、特約って種類が多すぎてよくわからないし、ついつい営業トークでつけたままの人も多いはず。

そこで今回は、元・保険営業×現・FP視点で、本当に「これは便利!」「入ってて助かった」という実用性の高い3つの特約を厳選しました。
「なんとなく」から卒業して、“意味のある備え”を一緒に考えていきましょう。

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特約①|個人賠償責任特約

――まさかの「うちの子が…」にも備えられる安心

子どもが友達の物を壊した、自転車で人にケガをさせてしまった、マンションの水漏れで下の階に損害が…
そんなときに「数百万円〜1億円単位の賠償責任」が発生するケースがあるのを知っていますか?

この特約は、日常生活でうっかり他人にケガや損害を与えてしまったときに、代わりに補償してくれるもの。家族全員が対象になるのが大きなメリットです。

実は、火災保険や自動車保険の「おまけ」で付いていることも多く、重複して加入している人も意外と多いので、見直しのタイミングではチェック必須!

個人賠償責任特約は、「契約者本人+同居の家族+別居の未婚の子」まで補償対象になる設計が一般的です。
つまり、1契約で家族全体をカバーできるため、「家族で複数つける必要は基本的にない」んです。
実際に保険会社も、「重複加入に注意」と公式資料で明記しているケースが多く見られます。
※補償の対象となる家族の範囲は、保険会社によって異なる場合があります。

「子どもが自転車でお年寄りにぶつかってしまった」「習い事中に道具を壊してしまった」など、実際にこの特約に救われた家庭も少なくありません。
保険料は月100円台からという手軽さなのに、万が一のときは最大1億円まで補償されることも。

“お守り感覚”でつけておきたい、コスパ最強の特約です。

個人賠償責任特約

特約②|先進医療特約

――「もしも」の高額治療に備える、月数百円の安心

がんや難病などに使われる「陽子線治療」「重粒子線治療」――これらの先進医療は、公的保険が効かないため、全額自己負担で数百万円かかることもあります。

そんなときに頼りになるのが、この先進医療特約。なんと月々数百円の保険料で、先進医療の技術料を全額カバーしてくれるという、驚きのコストパフォーマンスなんです。

実際に治療を受ける確率は高くないかもしれません。
でも、「確率は低いけど、もしもの時の金銭的ダメージが大きい」──そんなリスクこそ、保険で備えるべきなんですよね。

がん保険や医療保険のオプションとして付けられることが多く、手術や入院とは別枠で支払われるため、いざという時にとても助かります。

現場では、「まさか自分が先進医療を受けるとは…でも助かった!」という声も。
まさに、“使うかもしれない”じゃなく、“使ったときに救われる”特約です。

先進医療の概要について(厚生労働省HP)

ライフトラブル特約、先進医療特約

特約③|就業不能保障特約

――「働けない期間の生活費」、ちゃんと備えてますか?

医療保険といえば「入院・手術」への備えが定番ですが、実は今、入院期間はどんどん短くなっているのをご存じですか?
ケガや病気で仕事ができなくなっても、入院日数が短いと十分な保障が出ない…なんてことも。

そこで注目したいのが、就業不能保障特約。これは、入院していなくても、医師の診断などにより“働けない状態”が続くと、毎月お金が受け取れるという仕組みです。

たとえばうつ病やがん治療、脳卒中の後遺症など、「すぐには職場復帰できない」ケースにも対応できるのが大きなポイント。
医療費は高額療養費制度でなんとかなるけれど、生活費や家賃は待ってくれませんよね。

若い世代やフリーランスにとっては、収入減に対応できるこの特約が、将来を守る“土台”になります。

「入院保障より、就業不能の方が使った」という相談事例も年々増えてきています。

ライフトラブル特約、就業不能

保険商品によっては特約名称や給付のされ方が違います。

特約の名前が似ていても、給付のされ方や条件はまったく違うことがあります。

ざっくり分類すると、こんな違いがあります:

  • 就業不能特約
     → 働けない状態が続いたときに、毎月の給付金がもらえる。うつ病や長期治療にも対応する商品が増えています。

  • 収入保障特約
     → 亡くなった場合や高度障害になったときに、月々決まった金額が一定期間支払われる。遺族の生活費の補償として使われます。

  • 生活障害特約
     → 病気やケガで重い障害が残ったときに、まとまった一時金や年金形式で受け取れるタイプの保障。就業不能より対象が重いことも。

どれも「働けなくなったときの備え」にはなりますが、似ているようで、実際には仕組みが違うんです。

特約は“足し算”じゃなく“戦略”

――「全部つけとけば安心」では、もったいない!

保険の特約って、ついつい「これも念のため」「あれも心配だから」と増やしがち。でも、本当に必要その備えは必要かな?と疑問をもって選ぶのが大切です。

そこで、自分の生活や働き方に合った“必要なカスタマイズ”を選択することをおすすめいたします。

つまり、「この特約は自分にとって意味があるか?」を見極める視点です。

そこで出てくるのが、「費用対効果」という考え方。

これは、払ったお金(保険料)に対して、得られる効果や安心感がどれだけあるかを比べるものです。

たとえば、月200円で1,000万円の賠償に備えられるなら、すごく効率の良い備え方と言えますよね。

逆に、自分にはほぼ必要ない特約に毎月1,000円払っているなら、それは“もったいない”かもしれません。

「この保障、本当に必要?」と問い直すことで、“得する人/損する人”の分かれ道が見えてきます。

保険は、安心を買う“戦略的なお買い物”。特約も、賢く選んでこそ、あなたの味方になりますよ。

「どうしてこんなに安いの?」

特約が安く感じるのは、「それだけ保障が軽いから?」と心配になるかもしれません。でも実は、“確率は低いけれど、起きたときのダメージが大きい”ことに備えるからこそ、保険料が安く抑えられるのです。

これが、「費用対効果が高い」と言われる理由のひとつ。

費用対効果のわかりやすい図

図の左下にある「先進医療特約」や「個人賠償責任特約」は、保険料が安いのに“いざというとき”の保障が手厚く、まさに“コスパ最強”な特約。

起こる頻度は少なくても、いざという時に大きな支えになる。だから特約は、“保険の中の優秀な脇役”なんです。

まとめ|“意外と知られてない特約”こそ、見直しのチャンス

今回ご紹介した3つの特約、どれも「使う確率は低いかもしれない」けれど、「使ったときの助けになる力が大きい」ものばかりでした。

  • 日常生活のトラブルから守ってくれる個人賠償責任特約

  • 高額な最先端治療に対応できる先進医療特約

  • 働けない期間の生活を支える就業不能保障特約

これらは、“あってよかった”と実感されやすい特約でありながら、まだまだ知られていないのが現状です。
だからこそ、今チェックしておくことが“他の人より一歩先の備え”になります。

「自分の保険に付いてるかな?」と気になった方は、ぜひいま手元の保険証券を見てみてくださいね。
足し算ではなく、“あなたにとって本当に必要な特約”があるかを見つめ直してみるだけで、保険がもっと頼もしく感じられるはずです。

そして、もし「よくわからないな…」「これって付けておいたほうがいい?」と迷ったら、専門家に相談するのもひとつの手です。
相談は無料でできるサービスもあるので、気軽に活用してみてください。

「この特約、うちの保険に入ってるのかな?」
「そもそも、自分に必要な保障ってなんだろう…?」

そんなふうに感じたら、プロに相談して一緒に見直してみるのもおすすめです。

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